中国の056型コルベット、大量配備で日越の潜水艦に対応

中国の056型コルベット、大量配備で日越の潜水艦に対応。 11月28日、中国海軍に2隻の056型改良版コルベットが配備された。これは東中国海艦隊の「株洲艦」(ペナントナンバーは594)、南中国海艦隊の「潮州艦」(ペナントナンバーは595)だ…

タグ: 建造費 護衛艦 軍事力

発信時間: 2014-12-07 10:24:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

11月28日、中国海軍に2隻の056型改良版コルベットが配備された。これは東海艦隊の「株洲艦」(ペナントナンバーは594)、南海艦隊の「潮州艦」(ペナントナンバーは595)だ。中国人民解放軍国防大学の房兵教授は、「056型コルベットは近海防御任務を中心とする多用途護衛艦だ。使い勝手が良いが割安で、大量配備に向いている。同艦は将来、中国海軍の装備のうち最多の水上艦になる可能性がある」と指摘した。

・近海防御の主力に

056型コルベットの原型艦は、近海防御任務を中心とする多用途護衛艦だ。対艦・対空攻撃が可能で、同時に一定の近距離対潜能力を持つ。主要任務は遠洋の武力衝突や戦争への対応ではなく、近海の海洋権益の防衛、軽度の武力衝突に用いられる。

房教授によると、056型コルベットは建造費が安く、大量配備に適している。また堪航能力と作業効率が高く、船員の居住環境も良く、長時間の巡航に適している。まさに「使い勝手が良く割安」というわけだ。

今回配備された改良版は、056型原型艦をベースに発展した対潜コルベットで、対潜作戦能力が強化された。房教授は、「これは中国が将来的に、近海の海域もしくは沿海の航路で、潜水艦の深刻な脅威にさらされるからだ」と述べた。

房教授によると、東中国海方面の日本の潜水艦は20隻以上に達すると見られる。数は多くないが高性能で、比較的大型の通常動力潜水艦だ。南中国海の海域では、ベトナムを始めとする周辺諸国が水中の軍事力の発展を重視している。房教授は、「ゆえに中国は今のうちから備えをする必要がある。緊急事態が生じた場合、我々は十分な兵力で近海、さらには南中国海のシーレーンなどの遠洋を守らなければならない」と語った。

房教授は、056型コルベットの原型艦は、対空・対艦・対潜能力のバランスが良いが、どれも際立った能力を持たないと指摘した。海軍では現在、対潜作戦の需要が最も多く、対潜能力の強化に取り組んでいる。対潜作戦の使命を担う護衛艦の改造は、現在の需要に基づく取り組みであり、今後他の用途の艦艇を改造する可能性も否定できない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月7日

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