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japanese.china.org.cn | 26. 01. 2015

中国が抗日戦争勝利閲兵式を実施へ  海外メディアが注目

タグ: 抗日戦争 閲兵式 メディア

 

 資料写真:中国海軍の閲兵式

香港紙『太陽報』は1月24日、「戦争勝利記念日に閲兵式を行うのは国際的な慣例である。昨年6月にはフランスが米・露・英などの首脳を呼びノルマンディー上陸70周年記念の閲兵式を実施した。ロシアは頻繁にさまざまな形式により、赤の広場で大閲兵式を実施し、国威を発揚している。中国にとって抗日戦争勝利70周年の閲兵式は、より特殊な意義と価値を持つ」と報じた。

周知の通り、安倍首相は就任後、政治面で右傾化し、軍事面で強軍・軍備拡大路線を貫き、軍事の矛先を中国に向けた。米国も日本の背中を押している。中国は抗戦勝利の大閲兵式を通じて、国防現代化の最新成果を示すことで、日米をけん制すると同時に中国国民に警鐘を鳴らそうとしている。

安倍政権が軍国主義に向かう中、抗戦の歴史がよりいっそう忘れられないものとなっている。中国当局はかつてないほど大規模な閲兵式を実施することで、苦難と屈辱を未来に向かう民族の団結力とプラスのエネルギーに変え、再び民心と民意を集めることができる。

1月24日付の『東京新聞』によると、中国は建国50周年(1999年)と60周年(2009年)に盛大な閲兵式を行った。今回行われる閲兵式は、初めて国慶節とは関連しない、安倍政権の歴史認識および靖国参拝などへのけん制を目的としたものになる。

香港紙『星島日報』は1月24日、軍事研究員の黄東氏が、「中日関係は近年、釣魚島(日本名・尖閣諸島)の係争により低迷しており、同時に日本国内で右翼勢力が台頭している。中国による大閲兵式が、侵略の歴史を正しく認識するようにという、日本への圧力であることは間違いない。閲兵式ではロシアのプーチン大統領を招待し、中露関係をさらに近づけることができる」と指摘したと報じた。

中国は1984年の閲兵式で初めて大陸間弾道ミサイルを公開して、世界を驚かせた。1999年には「DF-31」大陸間弾道ミサイルが注目された。2009年には巡航ミサイル、対艦弾道ミサイル、さまざまな戦略ミサイルを展示した。中国が軍事透明化を進める中、今年の抗日戦勝利閲兵式でどのような武器装備が登場するかが注目される。  香港紙『信報』は24日、「中国はロシア以外にどの国を閲兵式に招待するか明らかにしていないが、上海協力機構やアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)のメンバー国、一部のEU諸国が招待されるとの情報がある。第二次世界大戦時は中国の同盟国だったが、現在は日本と同盟関係にある米国が招かれるかどうかについては不明だ」と伝えた。

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