中国外交部の陸慷報道官は16日、中国の南沙諸島における建設作業について記者の質問に答え、「埋め立て作業は近く完了する」と話した。
陸慷報道官は、次のように述べた。
南沙諸島における建設作業は中国の主権の範囲内であり、「合法、合理、合情」で、いかなる国に対するものでもなく、各国の国際法に基づく南中国海における航行と飛行の自由に影響を及ぼすことはない。また、南中国海の海洋生態環境を破壊することもなく、非難すべきではない。
中国は平和的発展の道を歩み、「善意をもって隣国と付き合い、隣国をパートナーとする」という周辺外交政策を堅持し、防衛目的の国防政策を終始実行し、地域の平和・安定の維持に力を入れている。中国側は領土主権と海洋検疫を守り抜くと同時に、直接関係のある当事国の史実を尊重した上で、国際法に基づき話し合いにより関連の争議を解決し、同盟国と『南海各方行為宣言』の枠組み下で「南中国海行為準則」の交渉を積極的に進め、南中国海の航行の自由、南中国界の平和と安定の維持に力を入れていく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月17日