中国は最近、2種類の大型揚陸艦の模型を発表した。これには排水量が4万トン級に達するM1大型揚陸艦が含まれる。カナダ軍事専門誌『漢和ディフェンスレビュー』(8月号)が伝えた。
M1揚陸艦の模型にはヘリの6つの着艦ポイントがあるため、その排水量は海上自衛隊の新たなメンバーである「いずも型」ヘリ空母を上回ると推測できる。いずも型には4つの着艦ポイントしかないが、排水量は2万8000トンに達し、28機のヘリを搭載できる。
2015年3月に開催された第25回ランカウイ航空ショー、2015年4月に開催されたラテンアメリカ航空ショーで、中国は輸出用の2万トン級揚陸艦の実物模型を展示した。中国(北京)国際海洋工程技術・装備展覧会のミニブログの公式アカウントは2015年4月、排水量4万トン以上の、全通甲板を搭載した大型揚陸艦の写真を公開した。写真には、プラモデルメーカーが海軍に寄贈と記されている。また解放軍海軍の将軍は中国中央電視台(CCTV)で、中国が4万トン級の大型上陸艦の建造を検討していると明言した。
全通甲板を搭載した2万トン級の大型揚陸艦は、すでに批准を受けているプロジェクトである。この情報は、中国造船業界の消息筋によって裏付けられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月2日