第8編隊は海軍艦載機編隊で、注目を集めているJ-15艦載戦闘機によって編成された。5機のJ-15がダイヤモンド編隊を組み、天安門広場の上空を通過した。
J-15は中国が独自に設計・開発した、初の艦載多用途戦闘機だ。中国航空工業集団公司瀋陽飛機工業集団が開発し、作戦半径が広く、機動性が高く、多くの武器を搭載できるといった特長がある。作戦・任務によってさまざまな対艦ミサイル、空対空ミサイル、空対地ミサイル、精密誘導爆弾などの精密攻撃武器を搭載し、全海域・空域で攻撃作戦を展開する能力を持つ。各種性能はロシアのSu-33、米国のF-18スーパーホーネットなど、世界の現役主力艦載戦闘機に匹敵し、空の獰猛で力強い「飛鯊」と呼ばれている。