NYタイムズ、習主席訪米の広告を掲載
NYタイムズ、習主席訪米の広告を掲載。
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7日付NYタイムズの5面は「チャイナレッド」で彩られ、中国語と英語で「習近平国家主席の歴史的な訪米を熱烈歓迎」と記載された。この全面を使った広告は9日、メディアの注目を集めた。広告を掲載した中国時代出版公司の朱大平総裁は、環球時報の記者に対して、「大統領選の共和党の候補者、米国メディアなどが中国にさまざまな雑音を発する中、米国で最も主流なメディアに広告を掲載することを決定した」と述べた。習主席の訪米は、日増しに世界のメディアから注目を集めている。香港の南華早報は9日、今回は期間最長の、スケジュールが最も過密な訪問になると伝えた。世界銀行元総裁のズーリック氏は、英フィナンシャル・タイムズに寄せた文章の中で、「習主席の訪米は世界経済に対して重大な意義を持つ。これは1979年の、鄧小平副総理（当時）の訪米に匹敵する可能性がある」と指摘した。
五星紅旗がたなびき、万里の長城が屹立する。NYタイムズのこの広告は、中国を代表する2つのデザインを背景に使用した。「ここで習近平を読み、中国の未来を理解する」というキャッチフレーズは、同社が出版する『習近平の時代』などの英文の書籍を紹介した。同社は北京時代華語図書株式有限公司が米国に持つ100％出資子会社で、10万ドルの広告費を支払った。
朱総裁は9日、これほどの巨額を投じ米国のメディアに広告を記載した理由について、「米国の一部の主流メディアは中国の発展と繁栄を見て見ぬふりし、中国の政治・経済・社会・発展の状況に文句をつけている。『中国の脅威』『中国崩壊』などの雑音は、米国社会の中国に対する正しい認識を妨げ、悪影響を及ぼしている。中国の声を正しく伝え、中国の物語を語ることで、初めて米国社会の中国に対する理解を深め、偏見と誤解を減らすことができる」と話した。
NYタイムズは9日、「米国はハッキングにより貿易の機密情報を『盗む』中国企業に制裁すると警告を出した。中国は現在、異常なやり方により反撃しようとしている。多くの米テクノロジー企業にとって、中国のテクノロジー市場には大きなチャンスがあるため、誘いを断りづらい」と論じた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2015年9月10日
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