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japanese.china.org.cn | 23. 09. 2015

露外相、「日本との全面的な関係構築に尽力」

タグ: ロシア,日本

ロシアのラブロフ外相は21日、ロシアは日本と全面的な関係を構築するため尽力すると表明した。

ロシア外務省のウェブサイトが発表した情報によると、ラブロフ外相は同日、訪露した日本の岸田文雄外相と会談した際に、「露日両国の関係が複雑化しているのは、主に外的要因による影響だ。露日の会談再開は、両国関係の既存の問題の解決を促す。ロシアは日本と全面的な関係を構築するため尽力し、かつ協議により両国関係の新旧の問題を解決していく」と述べた。

ラブロフ外相はその後開かれた記者会見で、「露日平和条約の締結に関して、両国にはまだ多くの食い違いが残されているが、両国は対話を続けることを決定した。ロシアはまた、両国の貿易の発展に悪影響を及ぼす要素を取り除くよう努力することを主張した」と話した。

岸田外相は、「ラブロフ外相との会談で、双方は平和条約の締結に関する問題をめぐり議論を掘り下げた。日本は会談の中で両国の領土係争について言及し、かつロシアの領土問題における一方的な言行に遺憾の意を表した」と述べた。しかしラブロフ外相は、「双方は交渉の中で両国の領土問題について言及しなかった。しかもこの問題は、双方の議事日程に含まれない」としていた。

北方四島(ロシア名・南クリル諸島)は、露日の係争中の領土だ。第二次大戦後、北方四島はロシアに実効支配されたが、日本も領有権を主張している。この重大な係争により、両国は現在も平和条約を締結していない。2014年3月以来、日本がウクライナ問題で西側諸国に追随し、ロシアに制裁措置を講じたことで、両国関係が複雑化し、高官の交流がほぼ中断された。

岸田外相は20−22日に訪露した。ロシアの世論は、岸田外相の訪問目的は両国の商業・貿易協力の促進、両国のさまざまな分野における投資協力の強化と判断している。二国間関係の影響を受け、両国の経済・貿易は低迷している。両国の貿易額は今年上半期、前年比で約25%減となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月23日

 

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