太原衛星発射センターは9月20日、中国航天科技集団公司が開発した、中国の次世代ロケット「長征6号」の発射に初成功し、20基の小型衛星を宇宙に送り込んだ。2009年の立案から現在に至るまで、長征6号は6年余りの研究開発を続け、中国の次世代ロケットが無から有に向け飛躍する苦難の過程を記録した。
ゼロから青写真を描く
1970年の長征1号の発射成功以来、中国は15種のロケットの開発に成功し、現役ロケットのラインナップを整え、独自に宇宙に進出するためのすべての能力を手にした。宇宙事業の先進国は90年代より、新型ロケットの開発に着手した。信頼性を高め、打ち上げの費用を削減し、輸送能力を高めることが、新型ロケットの発展の流れとなった。中国も次世代ロケットの発展の構想を打ち出した。