クルドは女性兵の戦場での活動を許可する数少ないムスリム地区の1つであり、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に占領されている町シンジャルの奪還で3つの女性武装部隊が活動している。
ISISに占領される前、年頃の彼女たちは普通に集まりに参加したり恋愛をしたり、学校に通ったりしていた。しかし2014年8月、現地の生存する女性の多くがISIS抵抗に加わることを決めたため、その静かな生活は奪われた。彼女たちの中には記者や医者もいれば、経済学者を夢見る人もいる。それぞれの部隊に加わった彼女たちは、「クルド人、特にクルドの女性の権利のために戦う」という同じ気持ちを持っている。戦場で彼女たちは軍服を着て武器を担ぎ、普通の兵士と同じ出で立ちで戦っている。
設立から2014年までの18年間、女性武装部隊「第2営」は戦死者ゼロという良好な成績を維持してきた。550人の女性兵士からなるこの部隊は、ISIS最大の悪夢の1つとなっている。