11月30日、8年間服役した武装警察福建総隊アモイ支隊特戦隊爆発物処理班の劉瑞波さんが、持ち場を離れようとしていた。
爆発物処理班にとって、作戦は常に生死を賭けた戦いだ。勝利すれば無事に帰宅し、負ければ想像もできぬ結果がもたらされる。35キロの対爆スーツを着用すると頼もしそうに見えるが、爆弾の前では危険ばかりだ。生と死の試練を迎えた彼らは、正義の為に果敢に身を挺している。
この対爆スーツの主が変わろうとしているが、劉さんは次の爆発物処理班の班長が決まり安心している。持ち場を離れる最後の日、劉さんは処理班の戦友に別れを告げた。別れの言葉は、「無事でありますように」と短かった。班長ならば、処理班にとって「無事」が何を意味しているかをよく知っている。