ネット上では最近、コードナンバー2101の黄色い外観のJ-20戦闘機のぼんやりとした写真が広まっており、J-20が少量ながら量産体制に入った証拠と噂されている。
ネットで広がっているJ-20の写真は、これまでに明らかになっている写真とは2つの大きな違いがある。戦闘機のコードナンバーが「20XX」から「2101」に変わったこと、機体の塗装が黄色の地となったことである。
J-20の各種原型機・検証機の機体コードナンバーはこれまで、3回の変化を経てきた。このコードナンバーは、J-20の異なる発展状態を示すものでもあった。最も早く飛行を行った「2001号機」は技術検証機とされ、「2002号機」もこの任務を担った。その使命は、米国が「F-35」を開発する前に発展させた「X-35」にも類似しており、第4世代戦闘機の核心技術の検証、例えばステルス機の空気力学設計や構造設計などの検証に主に用いられた。2001号機と2002号機のテスト飛行によってその設計が成功であることがわかった。
ある国内サイトによると、この戦闘機が黄色の地でのテスト飛行を行っているということは、「J-20が試験量産段階に入ったことを示している」可能性がある。だが別の分析では、これは戦闘機の量産とは大きな関係はなく、これまでのJ-20の原型機にもこのような黄色の地のものがあっただろうとの見方もある。原型機や検証機の塗装は工場が自分で決めることができる。部隊に配備される段階になると、塗装は軍側が決めることとなる。機体が黄色いのは、そうした状況も反映されている可能性がある。