米軍艦が西沙諸島に進入、緊張化を招く「極めて深刻な挑発」

japanese.china.org.cn  |  2016-02-01

米軍艦が西沙諸島に進入、緊張化を招く「極めて深刻な挑発」。

タグ:米軍,第7艦隊,南中国海

発信時間:2016-02-01 13:36:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米軍第7艦隊の駆逐艦が1月30日、中国の西沙諸島・中建島の12カイリ内の海域に進入し、再び南中国海で挑発行為に出た。島を守る中国の駐留部隊と海軍の艦艇・軍機が警告を発し、追い払った。

米国防総省は南中国海の火遊びで得意になっているようで、軍艦の作戦を大々的に公表し、「中国大陸、台湾、ベトナムの3者による航行の権利と自由を制限しようとする意図をけん制した」と称した。

ロシアメディアは、「中国は10万隻以上の船舶が南中国海の貿易航路を航行することに少しも反対していないが、米国はこの事実を無視している。米国の南中国海における挑発行為は、これが初めてのことではない。従来と異なっているのは西沙諸島を選択したことだ。中国政府は1996年に西沙諸島の領海基線を宣言し、南沙諸島では領海基点・基線を発表していない」と注意を促した。

米艦による西沙諸島の挑発前に、台湾の指導者である馬英九氏は太平島に上陸した。ベトナム共産党は、新指導部を選出したばかりだ。米国は今月中旬にカリフォルニア州でASEAN・米首脳会議の開催を予定しているが、米国は南中国海で何をしようとしているのだろうか?

各国メディアは、中国の憤りを報じた。BBCは中国国防部がウェブサイトで発表した声明の内容を転載し、「米海軍のミサイル駆逐艦カーティス・ ウィルバーは中国の法律に違反し、わが国の西沙諸島の領海に無断で進入した。中国の駐留部隊と海軍の艦艇・軍機が直ちに対策を講じ、米軍艦の識別・調査を実施した後、すみやかに警告を発し追い払った」と報じた。崔天凱駐米国大使は、米軍艦のこの行為は「極めて深刻な政治的・軍事的挑発である」と述べた。中国外交部の報道官は、中国の関連法を尊重・順守した上で、中米両国の相互信頼および地域の平和・安定に資することをするよう米国に促した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月1日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで