中国の常万全国務委員兼国防部長は18日、北京を訪問したインドのマノハール・ パリカール国防相と会談した。常氏は、両国の国境防衛の交流をさらに強化し、共に国境地帯の平和と安寧を守っていきたいと表明した。
常氏は、「中印関係は近年、健全かつ安定的な発展という、理想的な流れを維持している。習近平主席とモディ首相は多国間の場において何度も会談し、より緊密な発展パートナーシップを構築することに合意し、両国関係の発展の方針を示した。中国はインドと共に、両軍の戦略面の意思疎通をさらに強化し、専門的な協力を徹底するため努力し、友好の基盤を積極的に固め、相互信頼と利益の融合を絶えず促進し、双方の共通の利益を守っていきたい。中国は両軍の国境防衛ホットラインの設置に積極的な態度を持つ。双方の国境防衛の交流をさらに強化し、国境地帯の平和と安寧を守っていきたい」と述べた。
パリカール氏は、「インドは印中関係の発展を非常に重視している。両国は近年、頻繁に高官による交流を行っており、各分野の協力が絶えず深化している。インドは中国と各分野の実務的な交流と協力を強化し、両国関係の発展が第三国などその他の要素による影響を被らないようにし、両国・両軍関係の良好な発展の流れをさらに確かなものとし、21世紀をアジアの世紀にするため共に努力していきたい」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月19日