解放軍報の公式ミニブログは14日、中国初の空母「遼寧艦」の最新の状態を公開した。遼寧艦とJ-15の融合訓練が加速されており、J-15の1日の離着艦数は数倍に増えているという。軍事専門家は中国中央テレビの番組「今日亜洲」のインタビューを受けた際に、これは遼寧艦が艦載機を1日当たり数十回離着艦させることが可能で、作戦能力が飛躍的に向上したことを意味すると述べた。
軍事専門家の曹衛東氏によると、米海軍のニミッツ級(現役)の1日当たりの離着艦数は、最多で120−140回に達する。電磁カタパルトを搭載するフォード級の場合、この数は200回に達すると思われる。遼寧艦は中型・通常動力の、スキージャンプ式発艦を採用する空母であり、1日当たりの離着艦数が70−80回に達すれば相当な頻度だ。
遼寧艦の作戦能力は、本当に近日中に形成されるのだろうか?曹氏は、これは遼寧艦がすでに初歩的な作戦能力を手にしたという意味だと述べた。遼寧艦はすべての設計上の指標を限界まで引き上げていないが、不測の事態が生じた場合、一定の対空・対艦作戦を遂行できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月20日