中国の空母が就役、駆逐艦も増加へ=専門家

中国の空母が就役、駆逐艦も増加へ=専門家。

タグ: 中国,海軍,052D

発信時間: 2016-07-04 14:16:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米隔月誌『ナショナル・インタレスト』(電子版)は25日、「2030年の世界最強の5大海軍」と題した記事を掲載した。記事は2030年の世界最強の5大海軍を、米国、ロシア、英国、中国、インドの順と予想。うち最も重要な要素は、空母と弾道ミサイル潜水艦だという。軍事専門家の曹衛東氏は、「中国海軍は今後、空母の就役に伴い駆逐艦の数も増やす。これは系統的な作戦の需要だ」と指摘した。

記事によると、中国海軍は052D型ミサイル駆逐艦、054A型護衛艦、056型フリゲート艦、071型揚陸艦という4種の主要艦を保有する。これらの艦艇は量産可能な成熟したデザインであり、中国海軍の艦隊の主力になる。中国海軍は2030年に空母4隻、潜水艦99隻、駆逐艦・護衛艦102隻、小型フリゲート艦・パトロール艦26隻、揚陸艦73隻、ミサイル艦111隻(計415隻)を保有し、数で世界一になる。しかし建造中の2隻目の空母以外に、中国政府は3隻目・4隻目の空母建造計画を公表していない。

また記事によると、米国は艦艇のトン数で有利な地位を占める。米海軍の30年に渡る造船計画は、2030年にその半分を終え、フォード級原子力空母がニミッツ級の後継艦になる。また米軍の次世代原潜も2031年頃に、オハイオ級弾道ミサイル潜水艦の後継艦になる。その他の水上艦については、ズムウォルト級駆逐艦3隻が就役する。また米海軍はアーレイ・バーク級駆逐艦をさらに33隻建造し、次世代沿海域戦闘艦も2030年に生産される。現在の計画によると、米海軍は2019−34年の間に300隻を保有する目標を立てているが、水上艦の数はその後減少を始める。

中国海軍の水上艦の急増は、さらなる空母建造の地ならしと分析されている。曹氏は、「中国が今後さらに空母を建造すれば、これらの空母が出港する際に、駆逐艦・護衛艦・潜水艦による護衛が必要になる。中国には巡洋艦がないため、大型ミサイル駆逐艦に米巡洋艦のような役割を担わせなければならない。我々はさらに多くの大型ミサイル駆逐艦を建造し、未来の空母打撃群がより良く地域防空・対艦・対潜任務を遂行できるようにする必要がある。そのため空母の就役に伴い、駆逐艦の数も増加する。これは系統的な作戦の需要だ」と指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月4日

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