王外交部長が米日豪の共同声明に反論、「平和の守護者か邪魔者か」

王外交部長が米日豪の共同声明に反論、「平和の守護者か邪魔者か」。

タグ: 南中国海,王毅

発信時間: 2016-07-27 10:35:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東アジアの協力をめぐる一連の外相会議は26日に最終日を迎え、南中国海の話題が注目を集め続けた。中国外交部の王毅部長は同日、ASEAN・中日韓外相会議、東アジアサミット外相会議、ASEAN地域フォーラム閣僚会議に出席した。王部長は東アジアサミット外相会議で、南中国海仲裁案に関する中国側の立場を説明し、「多くの国が仲裁案の本質と危険性を認識し、直接的な協議と交渉により係争を解決するという中国側の立場を理解・承認し始めている」と述べた。王部長は米日豪が25日夜に、南中国海問題に「深刻な懸念」を表する声明を発表したことについても、26日に厳しく反論した。ケリー米国務長官は同日、米国は南中国海の係争で特定の立場を持たないが、法的手続きと外交手段による対立の解消を「絶対に支持」すると表明した。

王部長は26日、南中国海仲裁案について、中国側の立場は国連海洋法条約の権威と公平性を守るためだと表明した。王部長は仲裁の「3つの非合法」について▽仲裁の申し立ては非合法▽仲裁裁判所の設置は非合法▽仲裁結果は非合法――とまとめた。「時間の流れと共に、このいわゆる南中国海仲裁案の違法性がさらに明らかになり、臨時仲裁裁判所の裏に隠されている政治的操作も明るみに出ることだろう」

ケリー長官は25日、王部長との会談中に、フィリピンが一方的に申し立てた仲裁案の内容に対して、米国が特定の立場を持つことはないと明言した。しかしAP通信によると、米日豪は同日夜に共同声明を発表し、「緊張情勢をエスカレートさせるすべての一方的な行動に強く反対する」とした。声明は中比に対して、法的拘束力を持つ仲裁結果を遵守するよう呼びかけた。AP通信によると、米日豪は仲裁後、中国に対して「最も強く具体的な」警告を出した。インドのビジネス紙『Business Standard』は26日、同声明はASEAN外相による共同声明が、南中国海問題で明確な立場を表明しなかった「空白」を補ったと報じた。

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