現代工業の花型とされる航空エンジンは、中国航空産業の弱点とされてきた。中国12社目の軍需企業が北京で設立されると、中国人はこの航空エンジンに特化する企業に注目し、当時の「両弾一星(原爆、 水爆、人工衛星)」のような成果に期待している。4日間の空軍航空開放活動が昨日閉幕し、34種の国産化武器装備のうち20数種類の軍機が全国から注目された。人々はまた冷静に、中国の航空エンジンの国産化率とその性能は、どの程度の水準に達しているのかと考えた。
空軍特級飛行士の呉国輝氏は「中国は工業化の歩みにおいて、独自の航空エンジン工業体制を形成した。模倣により製造したエンジンの性能は、1960−70年代の時点で非常に高い水準に達していた。主要作戦機のエンジンのうち、国産エンジンが9割ほどの割合を占めている」と指摘した。
この国産化とは、完全に独自に開発したという意味ではなく、導入・模倣・改良・革新の過程を踏まえている。中国は工業の基礎が脆弱であるため、航空エンジンの軍事面の大きな需要を満たすため、ソ連の援助を受け、技術を導入し製造を行った。ソ連のエンジン製造技術を導入・消化した上で、製品の改良を行い、規模的・系統的な国産化を実現し、中国の陸海空部隊の需要をほぼ満たした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月5日