国務院の李克強総理は9月19日、ニューヨークの国連本部で第71回国連総会の一般討論演説に出席し、持続可能な 開発をテーマとする座談会を主宰し、難民の大規模な移動問題の解決をめぐるハイレベル会合及び難民問題に関するサミットに出席し、発言した。
李総理は「現在、難民及び移民問題は日増しに際立っている。今回の会合は国連発足以来初の難民及び移民の大規模移動に関するハイレベル会合であり、国際社会は強く注目している。世界の平和と発展に関係し、地域の安定に影響するものであり、国際社会は積極的に対処しなければならない。国連機関の調整役割を十分に発揮し、全面的で系統的な解決策を策定し、実施し、連携して密航、人身売買、テロリズムを取り締る必要がある。難民及び移民問題の解決には出身国自らの努力も不可欠だ。関係する当事国は対話によって紛争を解決し、協議によって溝を埋める必要がある。国際社会も対話と和平を促し、難民及び移民の出身国が長期的な安定と平和の道を歩むよう努力する必要がある。各国は開放・連動式成長を促進し、世界の発展の不均衡という問題を減らし、共同発展・進歩を後押しするべきだ」と述べた。
また「中国は難民及び移民問題の解決を一貫して非常に重視し、積極的に参加している。発展途上の大国として、自らの能力に見合った責任を担いたいと考えている。われわれは一連の人道的措置を講じるとともに、関係する国際機関および途上国と難民及び移民問題の三者間協力の展開を検討する。国際社会が共通認識を固め、力を合わせ、世界の難民及び移民の大規模な移動問題の全面的で永続的な解決の早期実現を目指すことを希望する」と強調した。(編集NA)