第71回国連総会は20日より、見所となる一般討論演説の段階に入る。総会に出席する国連193カ国の首脳と高官のうち、中国の李克強総理の国連総会「デビュー」が特に注目されている。
海外メディアは、中国の総理は今回、世界的な課題を解決する「中国のプラン」を発表するほか、習近平国家主席が昨年発表した、国連の支持に関する各種措置・承諾の実行状況について説明すると報じた。ドイツメディアは、「中国は外交のワールドカップと呼ばれる国連総会で、より大きな影響力を発揮している。これは気候問題や朝鮮の核実験問題だけのことではない。今回の国連総会は、米国のオバマ大統領、国連の潘基文事務総長のラストステージでもある。テロ対策、イスラム国、英国のEU離脱、トルコのクーデターなど、この1年間で国際政治に大きな変化が生じた。これらは国連総会で集中的に取り上げられることだろう」と伝えた。
AP通信によると、故郷を離れざるを得なくなった難民の数が、第二次大戦後で最多となっている。各国首脳はニューヨークで「難民と移民に関する国連サミット」を2回連続で開催する。難民・移民問題は、今年の国連総会の中心的な議題、最大の課題になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月20日