国産空母が年末に進水か、フェイズドアレイレーダーを搭載へ

国産空母が年末に進水か、フェイズドアレイレーダーを搭載へ。

タグ: 国産空母,中国

発信時間: 2016-09-29 14:16:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ネット上でこのほど再び、中国初の国産空母の建造に関する写真が公開された。英軍事誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』によると、空母前部のアイランドの構造がすでに据え付けられ、中国2隻目の空母の進水前の節目となった。軍事専門家の曹衛東氏は「初の国産空母がフェイズドアレイレーダーを取り付ける可能性が高い。最多で40-50機を搭載可能だ。レーザー兵器は未来の空母と大型艦に搭載されるだろう」と述べた。

曹氏によると、アイランド据え付けは空母艦隊建造の最後の一歩であり、空母はその後進水し設備取り付けに入る。他国の空母建設のペースによると、アイランドの据え付けは半年以上の時間を必要とする。「国産空母は年末から年初にかけて進水できるはずだ。建造ペースは非常に速いと言える」

中国中央テレビは海外メディアの情報を引用し、「初の国産空母のアイランド上層の建築物に、2つの長方形の構造が加えられた。これは中国のXバンド新型フェイズドアレイレーダーを取り付けるためだ」と報じた。

曹氏は「フェイズドアレイレーダーは半径が広いほか、捕捉できる標的の数が多い。これは中国の新型空母の作戦の需要と、中国の情報化武器発展の要求に合致する。中国初の国産空母のレーダー性能は遼寧艦を上回る。これはフェイズドアレイレーダーを搭載する可能性が高いからだ。その広い半径と高い標的捕捉能力により、空母の作戦能力を飛躍的に高める」と分析した。

ある専門家はメディアの取材に応じた際に、「未来の空母はレーザー兵器などの新兵器を使うことで、防御能力を高めることができる。空母全体の作戦性能もさらに向上するだろう」と放していた。曹氏は「米国などの軍事強国が保有するレーザー兵器は小規模で、ミサイルや大型艦を破壊する能力を持たず、少数の艦艇に試験的に取り付けている段階にすぎない。しかしレーザー兵器は間違いなく、未来の武器の発展方向の一つであり、伝統的な弾薬の射撃速度と使用方法を変えた。中国も関連兵器を開発中だ。中国軍の大型艦と空母は将来的に、この兵器を取り付ける可能性がある」と指摘した。

消息筋は先ほど、24-32機のJ-15戦闘機の他に、早期警戒管制機、電子戦機、ヘリなどを加え、国産新型空母に40-50機が艦載される見通しだと明かした。J-15を24機艦載できる遼寧艦よりも増える計算だ。

曹氏は上述したデータを肯定し、「初の国産空母のトン数は中の大となり、最多で40-50機を艦載できる。うち固定翼の艦載戦闘機数は遼寧艦とほぼ同等で、他にも早期警戒、対潜、輸送に用いるヘリが必要だ。初の国産空母のトン数は遼寧艦に近く、同じくスキージャンプ甲板を搭載する。艦載機が大幅に増加することはない」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月29日

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