大連で建造中の中国初の国産空母「001A型」の、最新の進捗状況が明らかになった。流出した写真を見ると、空母のアイランドの据付が完了しており、全体的な外観が明らかになってきた。香港紙『経済日報』(電子版)が21日、中国大陸部のメディアの記事を引用し伝えた。
「001A型」は今後、動力モジュールの取付作業に入り、その後さらにドックで注水作業に入る。大連造船場では盛大な進水式が行われるだろう。しかし米国の建造経験によると、空母が今後行う進水・設備取付作業には、工期の5割以上が費やされる。
現在までの建造作業が空母の骨組みを作るようなものだとするならば、「001A型」はさらに同じ長い期間をかけ、肉付けを行わなければならない。
空母組立の具体的な作業は、主にパイプと電気設備の取付となっている。「早期艤装」は近年、造船管理の一般的な技術になっており、「001A型」もこれにより建造過程を最適化することが予想される。
「早期艤装」とはプロジェクトの計画を最適化し、ドックで事前に艤装を行うことで、多くの人件費と時間を削減することを指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月24日