中国国防部が先ほど、初の国産空母のメイン艦体の接合が完了したと発表したが、ネットユーザーは建造の最新の進捗状況を明らかにした。流出した写真を見ると、001A型空母はすでに「中華神盾」レーダーシステムの台座部分を取り付けている。31日付香港紙『経済日報』が伝えた。
軍事アナリストによると、国産空母はXバンドの新型フェイズドアレイレーダーを使用し、360度の範囲内を捕捉できる。対空最大捕捉範囲は400キロ以上で、空母に高い長距離対空捕捉能力と、多目標監視・追跡能力を持たせることができる。
中国政府が001A型空母の建造に関する情報を公開するのは稀で、全体の進捗のほぼすべてが「ネットユーザー」によって伝えられている。中国国防部の27日の正式発表は、巷の噂を裏付け、かつ空母の建造に大きな進展があったことを暗示している。
中国国防部の呉謙報道官は当日の記者会見で「中国初の国産空母の開発が計画通りに進められており、すでに設計作業が完了している。メイン艦体はドック内で接合されており、設備の取り付けや艤装などの建造作業を進めている」と発表した。
中国メディアの報道によると、公開済みの進捗状況から判断すると、初の国産空母の正式な就役まであと2年ほどかかる可能性がある。
中国メディアは昨年12月31日に、1隻目の国産空母の建造に関する情報を初めて発表した。中国国防部の楊宇軍報道官は当時、「空母は大連で建造中だ。排水量は約5万トンクラスで、通常動力装置を採用。国産のJ-15戦闘機やその他の艦載機を搭載し、固定翼機はスキージャンプで発艦する。空母には任務の需要を満たす各種設備が取り付けられる」と発表していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月1日