習主席のAPECの演説、世界・アジア太平洋の発展方向を示す

習主席のAPECの演説、世界・アジア太平洋の発展方向を示す。

タグ: APEC 首脳会議 基調演説 経済成長

発信時間: 2016-11-21 10:36:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際情勢が異常に複雑化し、世界秩序の「新陳代謝」が紆余曲折を経ているなか、習近平主席が19日にペルーのリマでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、「パートナーシップの深化と発展動力の増強」と題する基調演説を行った。今年は中国のAPEC加入25周年でもある。習主席の今回の訪問は、2016年の中国の特色ある大国外交を締めくくり、中国が2017年にさらなる開拓と革新に取り組むことを示した。

まず、「アジア太平洋の発展促進」に関する4つの主張で、世界経済成長に向け新たな道を切り開いた。

(一)「経済一体化の促進、開放型経済の建設」

開放はアジア太平洋経済の生命線だ。国際貿易の発展は近年低迷期に入り、アジア太平洋も同じ圧力に直面しており、地域経済協力の「分散化」などの課題の解決が必要だ。すべての地域貿易協定が広く支持されるべきであり、「開放・包容・互恵・ウィンウィン」を維持する。「平等に協議し、共に参与し、誰もが利益を得る」地域協力枠組みを構築する。「閉鎖的・排他的な協定」は正確な選択肢ではない。「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」の建設は、アジア太平洋の長期的な繁栄に関わる「戦略的措置」であり、「APECの夢」である。FTAAPの建設を断固推進し、アジア太平洋の開放型経済に制度の保障をもたらす。

習主席のこの発言には、明確な狙いがある。これまでアジア太平洋の地政学的駆け引きの激化、地域の対立のエスカレートにより、アジア太平洋地域経済協力のルール・方向を巡る争いが激化した。米日が主導し無理に押し付ける、いわゆる「高基準」のTPPは、新興の大国を排斥し囲い込む小さなグループを結託し、一時的に猛威を振るった。ところが今になり米国の政治の急激な変化により、実を結ばず終わるという苦しい状況に立たされている。これを背景とし、習主席の談話は課題を直視し、困難に立ち向かい、大勢をリードし、経済グローバル化を貫き、その改善に尽くすことを明らかにした。

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