フィリピンのドゥテルテ大統領は、ロシア・トゥデイのインタビューに応じた際に、「フィリピンは中国やロシアの友人になることを願っているが、軍事同盟を形成するつもりはない」という立場を示した。ドゥテルテ大統領は「フィリピンはいかなる軍事同盟にも加わらない。ロシアとも中国とも、この問題について議論しなかった。私たちが議論したのは、貿易、金融、経済の問題だけだ」と話した。ロシア・スプートニクによると、ドゥテルテ大統領は10月、フィリピンが国防・経済分野でロ中と同盟を組む可能性があると表明していた。
ドゥテルテ大統領は「私たちは今後、EUやロシアと武器取引で交流する可能性がある。米国がフィリピンへの武器輸出をキャンセルしたようだからだ。APEC首脳会談の会期中にプーチン大統領と会談したが、ほとんど笑みを浮かべなかった」とロシア・トゥデイに語った。
28日付フィリピン英字紙『Manila Bulletin』によると、駐フィリピン米国大使館の外のゴミ箱から同日午前、手製爆弾が見つかった。フィリピン警察当局は、フィリピン南部のイスラム国に忠誠を誓う武装グループによって置かれたと推測。テロリストはマニラで混乱を引き起こそうとした可能性があるが、米国を敵視した可能性も否定できない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月29日