米ロッキード・マーティン社が日本向けに製造したF-35A戦闘機初号機が、米国で初飛行を終え、現地時間29日にアリゾナ州ルーク空軍基地の国際訓練大隊に交付された。米ナショナル・インタレスト(電子版)が30日に伝えた。
記事の写真を見ると、自衛隊の制服を着用した日本の若者が、ナンバー「69−8701」のF-35Aの前で二列に並び、記念撮影している。彼らは腕を後ろに組んで立ち、笑みを浮かべている。ナショナル・インタレストはこの記事に、「この写真には中国軍も驚きだ!」というセンセーショナルな見出しをつけた。
記事によると、F-35は航空自衛隊にとって、第5世代ステルス戦闘機を保有するスカイパワーへの邁進を意味する。日本が日増しに拡大する中国からの脅威に対処する一助になる。日米の武器販売契約によると、米空軍が日本の戦闘機パイロットと整備士の研修を担当する。日本は今後5年間でF-35を28機調達し、将来的には42機のF-35Aを、数十年就役している老朽化した戦闘機と取り替える。そのうち交付されたばかりの初号機を含め、4機が米国で組み立てられる。残りの38機は日本で組み立て。