潜水艇事件が中米関係に影響？ 重要なのは意思疎通
潜水艇事件が中米関係に影響？ 重要なのは意思疎通。 潜水艇事件については、弱い者が強い者に従うと単純に判断することはできない。国家間に矛盾や齟齬が生じるのはおかしくない、重要なのは双方が意思疎通と協議により問題を解決することだ…
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19日付NYタイムズによると、米国防総省は潜水艇を軍用海洋データの収集のため配備していたと認めた。海軍専門家によると、これらのデータは間違いなく、中国の成長を続ける潜水艦部隊の追跡に役立てられるという。ロイター通信によると、米海軍はこのような無人潜水艇を130隻保有している。重さはいずれも約60キロで、5ヶ月も潜水することが可能だ。世界各地で使用されているが、南中国海にどの程度配備されているかは不明。ボイス・オブ・アメリカによると、中国が無人潜水艇の返還に条件を出した可能性があると推測されている。
CNNは20日、潜水艇事件が中米関係にさらに影響を及ぼす可能性があると分析した。中米関係において、トランプ次期米大統領は、一連の問題で中国に対抗する姿勢を強めている。無人潜水艇事件は少なくとも、トランプ氏の最近の中国に関する発言と、米国の長期的な「一つの中国」政策に対する疑問視への反応と見ることができる。BBC中国語サイトによると、ロンドン大学アジア・アフリカ学部の中国問題専門家は、「中国が米国の潜水艇を拿捕したのは、目には目を歯には歯をの可能性がある。米国人に対して、あなたの言いなりになると思うな、あなたたちとの付き合い方を見直すだろうと言っているようなものだ」と指摘した。
中国軍の匿名の関係者は20日、環球時報の記者に対して「潜水艇事件については、弱い者が強い者に従うと単純に判断することはできない。国家間に矛盾や齟齬が生じるのはおかしくない、重要なのは双方が意思疎通と協議により問題を解決することだ。これは中米双方が近年、連絡メカニズムの建設を拡大している理由であり、危機管理面で高い効果を発揮している。本件については、まず中国側が安全を守るためだったこと、次に調査後に返還を決定したこと、それから双方が順調に受け渡しを終えたことを強調しておく必要がある」と述べた。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2016年12月21日
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