第1回中印戦略対話が22日、北京で行われた。同日の7時間に及ぶ会談において、中国外交部の張業遂副部長とインドのSubrahmanyam Jaishankar外務次官を始めとする双方は、深い意見交換により広く共通認識を形成し、かつ食い違いと敏感な問題を適切に処理していくことで合意した。
インド側は今回の対話により、原子力供給国グループ(NSG)への加入とテロ対策という2大問題の進展を促そうとしたが、中国側はインド側の要求に応じなかったとされている。
インドメディアは連日、今回の会議でインドの上述した2大問題に進展があると期待を表していた。アナリストは「戦略対話は中印間の重要な意思疎通メカニズム、交流を深め食い違いを解消し協力を促進する重要な場だが、一夜にしてすべての食い違いを解消できるわけではない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月24日