外交部の耿爽報道官は10日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追について、「韓国の政局安定を望む」と述べると共に、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備を止めるよう韓国政府に重ねて求めた。
耿報道官は定例記者会見で、「弾劾訴追は韓国の内政のことであり、中国側としてコメントは差し控える。隣国として韓国の政局安定を望む」と述べた。
また、朴大統領について、耿報道官は「朴大統領は在任中、両国関係の推進に多大な努力を払ってきたことについては認める。しかし、同じ任期中に、韓国政府がTHAADを韓国で配備することは両国関係に影響を与えた。これに関しては反対である」とした。
耿報道官はさらに、「現在、中韓関係は困難に直面している。ポイントはTHAADにある。この問題における中国政府の立場は明らかであり、揺るぎないものだ」との考えを明らかにした。
「CRI日本語」より 2017年3月11日