今年の核兵器禁止条約交渉、中国が不参加を表明

今年の核兵器禁止条約交渉、中国が不参加を表明。

タグ: 核兵器禁止条約交渉

発信時間: 2017-03-21 13:19:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国外交部の華春瑩報道官は20日、環球時報の記者からの質問に答えた際に、中国は今年の核兵器禁止条約交渉に参加しないと表明した。国連安保理常任理事国である米国、中国、ロシア、英国、フランスがいずれも参加しないことになった。

環球時報の記者は20日、中国外交部の記者会見で「昨年の国連総会の関連決議に基づき、核兵器禁止条約交渉の会議が今月27日、ニューヨークで行われる。中国は昨年、同決議に棄権票を投じていた。会議の時期が迫っているが、中国は参加するか」と質問した。華報道官は「中国は最終的に核兵器を全面的に禁止し、徹底的に廃棄することを一貫して主張しており、積極的に提唱している。これは核兵器禁止条約交渉の主旨と根本的に一致する。中国側は同時に、核軍縮の目標を一挙に実現することはできず、世界の戦略的安定を維持し各国の安全を保障するという原則を守り、漸次的に推進していくべきだと判断している。既存の国際軍縮・核拡散防止枠組み内で処理されなければならない」と答えた。

華報道官は「中国側は最近、同条約の交渉をめぐる問題について、関連国と率直かつ深く掘り下げた意思疎通を維持している。慎重に検討した上で、中国側はこのほど、交渉の不参加を決定した。中国のこの決定は、既存の国際軍縮・核軍縮枠組みを守り、核軍縮を漸次的に推進する原則を貫くためだ。これは中国側の、世界の戦略的なバランスと安全に対する、責任ある態度を示している。交渉に参加しないが、最終的に核兵器を全面的に禁止し、徹底的に廃棄することを断固支持するという、中国側の立場に変化はない。各国と意思疎通を維持し、核なき世界を作るため引き続き共に取り組んでいきたい」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月21日

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