韓国・東亜日報によると、ティラーソン米国務長官は訪韓後、記者団に対して「朝鮮の核兵器の脅威が喫緊の課題となるなか、米国は韓国と日本の核武装を検討せざるを得なくなるかもしれない」と発言した。軍事専門家の尹卓氏は、中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに応じた際に「ティラーソン長官は無責任だ。韓日に核保有を認めれば、世界に核兵器が氾濫することになり、人類全体に悪影響をもたらす」と指摘した。
尹氏は「この発言には重大な国際戦略の責任が含まれ、アジア太平洋の安全ばかりか、世界に影響を及ぼす。韓日に核保有を認めれば、イランはどうなるか。朝鮮の核兵器にも合法性が備わるのではないか。その他の核兵器開発能力を持つ国も、核を保有するべきか。こうして世界で核兵器が氾濫することになり、人類全体に悪影響をもたらす」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月23日