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japanese.china.org.cn | 18. 04. 2017

韓国前大統領、18件の罪で起訴が決定

タグ: 韓国 朴槿恵前大統領 起訴


 

韓国の検察当局は17日、収賄、職権濫用、企業による出資の強制など18件の罪で、朴槿恵前大統領を起訴することを決定した。朴被告は汚職の疑いで出廷する、韓国の史上3人目の元大統領になる。

検察当局は朴被告が友人の崔順実被告と共謀し、サムスングループやロッテグループなどの大企業から計368億ウォンの賄賂を受け取ったほか、SKグループに89億ウォンの賄賂を要求したと指摘している。韓国メディアの統計によると、検察当局が起訴状で列挙した収賄の金額は592億ウォンにのぼる。

朴被告はさらに、崔被告と共謀し、企業に対して二人が「共同運営」する財団に資金を拠出させ、大統領の職権を濫用し崔被告の商業活動に便宜を図り、さらに崔被告に政府の機密事項を漏洩した罪に問われている。崔被告による国政介入事件に関する特別検察チームの調査結果によると、朴被告と崔被告はサムスンなどの企業に対して、同財団に計774億ウォンを拠出するよう脅迫した疑いがある。

検察側は14日、収賄罪によりロッテグループの辛東彬会長を起訴することを決定した。検察側は、辛被告が同財団に70億ウォンを出資し、免税店経営権の認可で朴被告に便宜を図らせた疑いがある。SKグループは同財団に資金を拠出しておらず、その約束もしていなかったことから、同グループの崔泰源会長は起訴を免れた。

サムスングループの実質的な支配者、サムスン電子副会長の李在鎔容疑者は収賄、公金流用などの罪により逮捕された。検察側は、李容疑者が同財団に出資し、朴被告から経営権継承で便宜を図らせたと指摘している。

韓国メディアは、朴被告の刑事事件の審議は影響を避けるため、5月9日の大統領選後に行われると予想している。朴被告は開廷まで、ソウル拘置所に収容される。韓国メディアは、朴被告の収賄などの罪が認められれば、10年以上の禁固刑になると予想している。

韓国憲法裁判所は3月10日、朴大統領(当時)の罷免を決定した。朴被告は韓国史上初の罷免された大統領となり、訴追免責特権を失った。朴被告は3月31日未明に逮捕され、ソウル拘置所に収容されている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月18日

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