J-31戦闘機、国産空母の艦載機になるか?

J-31戦闘機、国産空母の艦載機になるか?。

タグ: J-31

発信時間: 2017-05-06 09:34:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国産空母の進水に伴い、どの艦載機を用いるのかが話題になっている。米ポピュラー・サイエンス誌(電子版)は1日、「鶻鷹2.0バージョン」と呼ばれる中国のJ-31戦闘機の2機目のプロトタイプ機が、このほどテスト飛行を急ピッチで進めているが、同機は中国の次世代艦載ステルス戦闘機になる可能性が高いと報じた。記事の要旨は下記の通り。

J-31が2012年10月に初飛行に成功したことで、中国は米国に続き複数の第5世代戦闘機計画を同時推進する国になった。双発機のJ-31の大きさは、米国のF-35ステルス戦闘機とほぼ同等だ。作戦半径は1250キロ、最大離陸重量は28トン、最高飛行速度はマッハ1.8。しかし当時登場した1機目のプロトタイプ機には赤外線捜索追尾センサーなど先進的なシステムが搭載されていなかった。開発業者の瀋陽飛機工業集団は国内外の航空ショーで、「鶻鷹」は輸出型第5世代戦闘機だと発表し、J-31の発展の先行きが極めて不明瞭になった。「鶻鷹」の改良版である2機目が昨年12月26日に登場し、J-31は量産化が困難という国内外の噂をついに打ち消した。新たなJ-31は従来の技術実証機よりも重量が3トン増え、全長が0.5メートル伸びた。新たに赤外線捜索追尾システム、ステルス垂直尾翼、無煙エンジン、改良版レーダー、さらにセンサーと融合する機内設備とデータリンクを搭載した。

外観を見ると、同機は赤外線捜索追尾システムを追加し、機体に各所にステルス処理が施されている。新しい「鶻鷹」のテスト飛行中に放出される煙も大幅に減少し、十分な動力を持ち燃費性能が改善された先進的なエンジンを搭載済みであることが分かる。

「鶻鷹2.0バージョン」の登場は、中国の中型ステルス戦闘機の開発が困難な時期を乗り越えたことを意味している。J-31の拡大・成熟した機体は、その大幅な改良の高い潜在力を示した。将来的には交付先の需要に応じ、空戦、空対地、電子戦などの改良バージョンが派生し、中国の第5世代戦闘機輸出の基礎を固めることになる。しかし未来の空母艦載機の基準に基づくと、新型「鶻鷹」は必要な重要ハード・ソフトが不足していると分析されている。これには空母甲板に着艦するためのアレスティングフック、空母の格納庫に入るための折り畳み翼、先進的な補助着艦システムなどが含まれる。中レベルの推力を持つエンジンでは、J-31は中国海軍の既存の空母から、スキージャンプ式で発艦することができない。「鶻鷹」チーフデザイナーの孫聡氏も以前、この新型ステルス戦闘機が艦載機の基準を満たすためには、さらなる改良が必要だと認めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月6日

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