5月21日は「ロシア太平洋艦隊の日」だ。太平洋艦隊はロシア海軍がアジア太平洋地域で軍事・安全保障任務を遂行するための戦略・戦術軍団だ。その実力は北方艦隊にやや劣り、ロシア4大艦隊の中で2位につけている。艦隊の本部はウラジオストクにあり、旗艦はロケット巡洋艦「ワリャーグ」。
公式資料によると、同艦隊が現在保有する水上艦艇は51隻(大型原子力ミサイル巡洋艦1隻、ミサイル巡洋艦1隻、956型駆逐艦3隻、1155型大型対潜艦4隻、小型ミサイル艦4隻、ミサイル艇11隻、大型揚陸艦4隻、揚陸艇5隻、各種掃海艇)、潜水艦は23隻(タイフーン型、カリマール型原潜5隻、アンタイオス型原潜5隻、971型原潜5隻、キロ級8隻)となっている。
太平洋艦隊は数年内に、20380型コルベットを3隻補充する。うち「ソヴェルシェーンヌイ」は海上試験中で、年内交付される見通しだ。「プロヴォールヌイ」は2018年交付、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は2019年交付。2020年までに艦隊に配備されるタイフーン型は4隻に達する。