テロの蔓延、中国は屈しない

テロの蔓延、中国は屈しない。

タグ: テロ イスラム国 パキスタン

発信時間: 2017-06-09 13:14:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロイター通信はイスラム国系の通信社の報道を引用し、同組織が先月24日にパキスタン南西部バルチスタン州で拉致した中国人2人を殺害したと報じた。中国外交部は未明、同情報について反応し、関連状況を確認中と表明した。

先月のメディアの報道によると、拉致された2人の名前はLi xinheng、Meng lisiで、現地の私立外国語学校の教師だった。当時2人は夫婦と伝わっていたが、その後は同僚と訂正された。

事件発生後、駐パキスタン中国公館は緊急対策を講じた。パキスタン政府は、拉致された中国人2人の救助に全力を尽くすと表明した。

バルチスタン州はパキスタンの不安定な地域だ。パキスタンは中国から派遣される技術者に、厳格な安全保障措置を講じている。パキスタンで拉致され、その後救助された中国人もいるが、近年は極端なトラブルも発生している。この2人が勤務していた私立教育機関は、安全保障が手薄な場所だったと思われる。

多くの中国人が海外に進出しているが、情勢不安定の国や地域に渡航する人も少なくない。在外中国人の保護は、中国の国家安全が直面する新たな重大問題となっている。これらの分散する個人の保護は、従来の国家安全保障よりも困難だ。全体的に見て、中国は中東などの地域紛争に深く介入しておらず、また他国の内政にも干渉しないため、中国は国際テロ組織の主な標的にはなっていない。

しかしながら中国の世界での影響力の拡大により、一部のテロ組織は身代金を手にし、注目を集めるため中国人に手を出している。これにより中国人が拉致されるケースが増えている。パキスタンは「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線の重要な国であり、パキスタンに渡航する中国人の増加が大きな流れとなっている。パキスタンの安全情勢が依然として複雑な状況下、双方は在パキスタン中国人のより綿密な安全計画の策定を検討すべきだ。

情勢が不安定な地域に向かう中国人は勇敢だ。彼らの出国の動機は異なるが、圧倒的多数の状況下、彼らは中国の国益の開拓者となっている。中国人の多くは所在国の現場で勤務・生活し、分散し居住している。政府レベルで彼らの安全に配慮するほか、彼らも高い自己防衛能力をつけ、真の危険から出来る限り離れる必要がある。

海外メディアの報道が事実ならば、若き中国人2人の死は痛ましいことだ。テロ組織の暴行は厳しい批判を浴びるべきだ。彼らの殺戮が自らに利益をもたらすことは決してなく、中国政府と中国社会がテロに屈することはない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月9日

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