ホーム>政治
japanese.china.org.cn | 20. 06. 2017

ミサイルの「目」を取り付ける、中国の職人に密着

タグ: 航天科工集団 研究院 部品 ミサイル

中国航天科工集団第二研究院第25研究所の賈岩さんが最も誇りに思っているのは、中国産ミサイルの重要部分の生産と取り付けに従事してきたことだ。これはミサイルの「目」と呼ばれている。この業界に入ってから30年以上に渡り、賈さんが自ら加工した部品は、中国の防衛ミサイルの多くの型式に取り付けられている。

今やNC工作機械が広く普及しているが、超精密部品の加工は依然として、高い技術を持つ仕上げ工を必要としている。賈さんが所属するチームはある日、次の任務を受けた。直径2ミリのステンレス管壁に直径0.17ミリの小穴を開けるというのだ。細い針に髪の毛ほどの穴を開ける難しさは想像に難くない。

同研究所の技術者は「この任務は当時非常に困難で、かつ拡大レンズを用いなければならなかった。管が非常に細く、注意しなければ折れる可能性があった。たとえ穴を開けられたとしても、そのサイズと丸みが基準に達しないことが多かった。不良品率は常に50%ほどだった」と振り返る。賈さんはこの任務を引き継ぐと、すぐに穴を開けるのではなく、そのための位置を決定した。まず管壁に直径0.15ミリの穴を開けてから、ゆっくりと残りの0.02ミリを磨いた。

この製品は現在まで2000回以上の加工と検証を受けており、すべての技術条件を満たしている。これは賈さんの輝かしい成績の一部にすぎない。国防・軍需製品を40年弱に渡り生産・加工した賈さんは、その優れた技術により多くの製品の取り付けの難題を解消した。取り扱った製品は10万点に達し、終始「ゼロ不良品」の記録を守っている。

1   2   3   4   5   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)