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japanese.china.org.cn | 29. 06. 2017

中国海軍1万トン級駆逐艦が進水 空母艦隊に所属か

タグ: 海軍 1万トン級 駆逐艦 空母艦隊

中国海軍新型1万トン級駆逐艦1番艦が28日午前、進水式を行った。これは中国の駆逐艦の発展が、新たな段階に入ったことを意味する。軍事専門家の張軍社氏は人民網の独占インタビューに応じた際に「同駆逐艦は就役後、空母艦隊に加わる可能性が高い」と述べた。

大型、高度な情報化、強い火力

張氏は従来の駆逐艦と比べ、同艦には主に次の3つの特長があると説明した。

まずはトン数だ。中国がこれまで建造していた駆逐艦はいずれも1万トン以下で、同艦は中国海軍初の1万トン級駆逐艦になる。これは中国海軍の大型艦艇全体設計の重要技術の進展を示し、中国の駆逐艦発展は新たな段階に入った。

次に、高度な情報化だ。統合情報などの重要技術の進展を実現した。偵察・早期警戒能力が大幅に強化され、新型ミサイル駆逐艦の海上防御・作戦能力が向上した。

それから、強い火力だ。同艦のミサイル搭載量は従来の駆逐艦を上回り、防空・ミサイル迎撃、対艦攻撃、対潜などの能力が強化された。

張氏は「同艦の進水と今後の就役により、中国の1万トン級駆逐艦の設計・建造の穴を埋め、中国海軍装備品ラインナップをさらに改善した」と述べた。

遠洋の国益保護で力を発揮

同艦1番艦の進水は人々に期待されていたが、同鑑は中国海軍の戦闘力をどのように向上させるのだろうか。

張氏によると、同艦は防空・ミサイル迎撃・対艦・対潜などの総合作戦能力が高く、就役後は中国海軍近海防御、遠洋護衛能力をさらに高め、中国海軍の戦略モデルチェンジの実現を力強く促す。特に遠洋の国益保護で大きな力を発揮するという。

就役後は空母艦隊に所属か

空母「遼寧艦」の艦隊による機動訓練が実施中だが、同艦が就役後に空母艦隊に所属すると連想する人もいる。

張氏は「この大型駆逐艦は就役後、空母艦隊に入る可能性が高い。他国の空母艦隊の構成を見ると、1万トン級大型駆逐艦が空母艦隊で、情報感知及び防空・ミサイル迎撃などの強みを活かし、空母の安全保障の重要な力を発揮することが分かる」と話した。

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