人民解放軍、ジブチ保障基地を設立

人民解放軍、ジブチ保障基地を設立。

タグ: 人民解放軍 ジブチ

発信時間: 2017-07-12 12:54:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民解放軍駐ジブチ保障基地設立・部隊出征式典が11日、広東省湛江の某軍港で開かれた。海軍指令員の沈金竜氏が同基地の設立命令を読み上げ、軍旗を授与した。海軍政治委員の苗華氏が式辞を述べた。

午前8時半頃、式典が正式に始まった。同基地の兵士は井岡山艦、東海島船で隊列を組み、歓送部隊の兵士が港で整列した。「出征!」という沈氏の号令に伴い、同基地の兵士を乗せた船が次々と汽笛を鳴らし、出港した。

中国人民解放軍は同基地を設立し、必要な軍事人員を派遣するが、これは中国・ジブチ両国政府が友好的な協議により決定した事項であり、両国民の共通の利益に合致する。同基地はジブチ共和国の首都ジブチ市に位置し、主に中国のアフリカ・西アジア方面の護衛航行、平和維持活動、人道支援などの任務を力強く支える。また中国が軍事協力、合同演習、緊急救助などの海外任務をより良く遂行し、関連国と共に国際戦略ルートの安全を守る上で有利だ。

国防部のウェブサイトによると、西アフリカのジブチはアデン湾西岸に位置し、面積は2万3000平方キロメートル。アジアのアラビア半島とマンデブ海峡を挟んで向かい合っている。ここから北のスエズ運河を通じて地中海に入ることができ、東のアラビア海やインド洋には直接入ることができる。この航路は世界で最も重要な海上貿易ルートの一つだ。

中国が同基地の建設を認めると、一部の西側メディアは中国の軍事拡張と論じた。2016年3月に国防部が開いた記者会見において、楊宇軍報道官は「この懸念は完全に余計だ。中国は確固不動の姿勢で平和的発展の道を歩み、防御中心の国防政策を貫き、世界と地域の平和・安定を守り、軍備競争や軍事拡張に取り組んだことはない。これが変化することはない」と強調した。

中国外交部の報道官も「国連関連決議に基づき、中国はアデン湾とソマリア沖に護衛航行艦隊を派遣している。任務遂行中、兵士の休憩、食料・燃料補給には実際に数多くの問題が存在し、近くから効率的に後方支援する必要性がある。ジブチで保障施設を建設することで、中国軍による国際平和維持活動、アデン湾・ソマリア沖の護衛航行、人道支援などの任務をより良くサポートできる。これは中国軍が効果的に国際的な義務を履行し、国際・地域の平和と安定を守る上で、積極的な意義を持つ」と回答した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月12日

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