初の国産空母が動力システム試験を開始、就役まであと2年か

初の国産空母が動力システム試験を開始、就役まであと2年か。 国産空母の建造は順調で、来月にも係留試験を開始できるだろう。プロジェクト全体の進捗が加速する…

タグ: 国産 空母 001A型  試験 段階

発信時間: 2017-08-05 08:56:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

4月26日に進水した初の国産空母「001A型」が、動力システムの試験を開始した。中国中央テレビ(CCTV)が3日、伝えた。

初の国産空母の開発・建造責任者である胡問鳴氏はCCTVに「国産空母の建造は順調で、来月にも係留試験を開始できるだろう。プロジェクト全体の進捗が加速する」と説明した。

海軍軍事学術研究所研究員、海軍専門家の李傑氏は「公開されている情報によると、国産空母の建造は順調だ。慣例によると、進水から就役まで少なくとも2年かかる」と述べた。

国産空母、建造の進捗が加速

胡氏によると、空母建造は着工、進水、係留試験、海上試験、部隊への交付という数段階に分かれる。設備取付後、初の国産空母は係留試験段階に入り、設備が設計上の条件などを満たすかを検証し、未来の海上試験の準備を整える。

胡氏は「国産空母は来月、時期を前倒しで係留試験段階に入る。これは空母のエンジンの電力を自前で供給できることを意味する」と話した。

李氏は新京報に対して「動力システムは空母の非常に重要なシステムで、その試験の成功は空母が海上試験の基礎を備えたことを意味する。その後の係留試験も埠頭で行われる。主に空母に取り付けられたナビゲーション、通信、レーダーなど一連の設備と、その他のシステムの調整と試験を行う」と述べた。

最終段階の海上試験は、海上航行により空母の総合能力を検証する。

「環球軍事」の記事によると、海上試験の時間は建造経験、技術の難易度、使用経験によって決まる。空母は通常、長時間の海上試験を必要とし、一部は繰り返し行わなければならない。フランスの空母「シャルル・ド・ゴール」の海上試験時間は4年で、米国の空母も通常は1−2年必要だ。これにはまた、空母艦隊の試験とその他の慣らし運転期間が含まれない。

米国最新の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」は今年4月に海上試験を開始し、7月に就役した。李氏は「フォードの海上試験は慌ただしく、病を押しての就役となった。これは実に異常だ。海上試験は空母就役前の最も重要な試験段階で、厳しくチェックし、すべての潜在的な問題を事前に解消しなければならない」と指摘した。

国産空母、就役まで少なくとも2年

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