最近あるネットユーザーはロイター通信の記事を、インドが中国(軍)に250メートル撤退するよう求めたが、中国側は100メートルの撤退にしか応じなかったと意訳した。
環球時報は事情を知る中国軍関係者に問い合わせた。同氏は「これは完全に嘘の情報で、荒唐無稽だ。常識的に考えても、理に合わない」と話した。
ロイター通信の記事はインド政府の消息筋の話として、中国とインドは秘密裏に接触し、インド側が軍撤退について中国側に条件を提示したが、交渉は決裂したと報じた。この記事には、インドの消息筋とロイター通信が口裏を合わせた形跡がある。
同氏は環球時報に対して「中国は厳正なる立場を重ねて表明している。インド側が軍隊を国境線のインド側に無条件で撤退させなければ、中国側は軍撤退について条件を協議することはないということだ。中国側にはこの立場に背き、インドに譲歩する権力を持つ人物はいない。この情報はインド側が煙幕弾として作り出したものだろう。インド側は変化が生じるまで先延ばしするという幻想を捨てるべきだ。くだらない手管を弄し中国側の意志を揺るがし、世界の人々を惑わそうとするべきではない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月10日