THAAD配備問題、韓国が中米韓3カ国会談を打診

THAAD配備問題、韓国が中米韓3カ国会談を打診。

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発信時間:2017-08-17 15:27:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

複数の韓国メディアは16日、韓国政府が以前、THAAD配備問題をめぐり韓米中による3カ国会談を開くよう打診したが、中国から反応はなかったというスクープを伝えた。

聯合ニュースによると、韓国側は先月ドイツのハンブルクで開かれたG20サミットの会期中、中国側に上述した提案を行った。また韓中共同技術鑑定委員会を設立し、韓国のTHAAD配備の目的が中国けん制ではなく、防衛にあることを証明することを提案したという。報道によると、この3カ国会談を実現させるため、鄭義溶・国家安保室長が近日中に、極秘訪中するという。メディアのスクープによると、青瓦台は16日に、具体的な内容については公開を控えると回答した。鄭氏が近日中に訪中するという情報も、事実に合致しないという。韓国のウェブサイト「News1」は、青瓦台はこれらの情報を認めもせず否定もしておらず、極めて稀なケースだと伝えた。

朝鮮日報は、韓国側の3カ国会談の打診について、中国側が反応を示さない可能性が高いと分析した。中国のTHAADに断固反対する立場を貫いている。韓国側の提案はTHAAD配備を前提としており、中国がこのような会談に出席する理由はないということだ。

復旦大学朝鮮・韓国研究センターの専門家である鄭継永氏は16日、環球時報のインタビューに応じた際に「韓国がこの時期に3カ国会談の情報をスクープとして伝えたのは、国内のTHAAD反対派をなだめるためかもしれない。これにより、THAAD配備が韓国経済などにもたらす悪影響に対応するため、政府が取り組んでいることをアピールするわけだ。また韓国側はこれにより、米国側にTHAAD問題の処理に関する心の備えをさせようとしたのかもしれない」と分析した。

韓国・ニューシスの16日の報道によると、韓国国防部は同日、17日午後3時に星州郡で公開討論会を開くと発表した。専門家を招き、「朝鮮の核ミサイルの脅威とTHAADの効果」「環境アセスメントの目的と応用案」という2大テーマをめぐり、演説と議論を行うという。この情報が伝わると、THAAD配備に反対する星州・金泉の市民及び民間団体が声明を発表し、17日午後2時に討論会の開催予定地で記者会見を開き、その開催を阻止すると表明した。民間団体は、国防部が討論会を開く目的は「THAAD配備決定の既成事実化」にあるとし、「THAAD関連施設の稼働、配備先の施工、追加配備を直ちに停止させるべきだ。国防部はこれらの条件を満たした後に討論会を開き、THAADの軍事的な効果を検証し、かつ配備の協議において違法行為が存在しなかったかを検証するべきだ」と主張した。

韓国の光復節に当たる15日、1万人以上の市民がソウル市街地で雨のなか集会を開き、THAAD配備と韓米合同演習の停止、及び南北の対話再開を訴えた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日

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