中国外交部の華春瑩報道官は21日、15日にインド側が中印国境地帯で激しい動きにより中国側の人員を負傷させたことについて、中国側は強い不満を表明したと発表した。
定例記者会見において、記者からは「インド政府は先週、中印国境地帯のパンゴン湖付近で、両国の兵士が遭遇したと発表した。また双方が当時押し合い、石を投げあったような動画が存在する。中国側はこれについてどう論評するか」と質問があった。華報道官は次のように回答した。
中国側の確認によると、中国国境警備隊が中印国境地帯のパンゴン湖付近、実効支配線の中国側で正常に巡視中、インド国境警備隊から妨害を受けた。その間、インド側は激しい動きをし、中国側の人員に体当たりをし、中国側の人員が負傷した。
インド側のこの措置は、国境地帯の平和と安寧を守る双方の関連共通認識に違反しており、現地の情勢を脅かす。中国側はこれに強い不満を表し、関連ルートを通じインド側に厳重に抗議した。
中国側はインド側に、両国が取りまとめた関連協定・規定を遵守し、1959年の実効支配線を着実に遵守し、インド国境警備隊の活動を厳しく管理し、両国国境地帯の平和と安定を着実に守ることよう促す。
「中国網日本語版(チャイナーネット)」 2017年8月22日