文大統領が「最も信頼する腹心」、駐中国大使に指名

文大統領が「最も信頼する腹心」、駐中国大使に指名。

タグ:文在寅 盧英敏

発信時間:2017-09-01 10:51:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 韓国・青瓦台の当局者は30日、文在寅大統領が、3期当選を果たしている共に民主党の盧英敏氏を、駐中国大使の候補者に指名したと発表した。韓国メディアは盧氏を、文大統領が「最も信頼する腹心」と伝えたことがある。

 

 文大統領はさらに大統領選の応援者になった、盧武鉉元大統領の元側近の大学教授2人を、米国と日本の大使に指名した。

 

 【ベテラン議員】

 

 盧氏は大統領選で、文大統領の中央選挙対策本部共同組織本部長に就任し、力強い助手になった。17−19期の3期連続で国会議員に就任し、第19期国会では産業通商資源委員会委員長に就任。

 

 韓国・聯合ニュースによると、盧氏は急進的なベテラン議員だ。2012年に文大統領が大統領選に出馬した際には秘書室長に就任し、「親文」陣営の中心人物になった。

 

 盧氏は1957年に忠清北道清州に生まれ、延世大学に進学。大学時代には、1977年に反独裁運動に参加し逮捕され、1979年に赦免された。その後1980年に光州民主化運動に関連し、警察から指名手配を出され、退学処分を受けた。

 

 盧氏は1980年代より、工場と施工現場で労働者として働き、1999年には新千年民主党建党準備委員として政界デビューを果たした。その後、政策委員会副議長、副幹事、報道官など党内のポスト、また国会の産業通商資源委員会委員長、海外資源開発国政調査特別委員会委員長を歴任。

 

 【中韓関係の改善に期待】

 

 青瓦台の朴洙賢報道官は30日の記者会見で「盧氏は3期当選の国会議員として、豊富な政治の経験、卓越した交渉技能、国際関係への深い理解を持つ。駐中国大使として、またとない人選だ」と述べた。

 

 青瓦台は、盧氏が両国関係における複雑な事務を穏当に処理し、両国関係の改善を促すことに期待している。

 

 韓国の与党関係者は今年5月、韓国メディアに対して、文大統領が盧氏を駐中国大使に任命する意向を持つと伝えていた。韓国・中央日報はこの消息筋の話として「文大統領は最も信頼する腹心を駐中国大使に任命する。これは中国に意味深長なシグナルを送る。THAAD配備などの問題により韓中関係はつまずいたが、この状況を適切に処理する必要がある。そのため盧氏を任命しようとしているのだ」と伝えた。

 

 一部の消息筋は「半島情勢は現在不安定になっており、文大統領は駐中国・米国大使に重要人物を任命する必要があると表明した」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月1日

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