ロシアメディアは8月31日、世界の最強軍事力ランキングで、ロシアが今回も米国に次ぐ2位にランクインしたと伝えた。『RIAノーボスチ』によると、軍事分析会社グローバル・ファイヤーパワーが発表した世界の最強軍事力ランキング2017年版で、米国、ロシア、中国がトップ3になった。
報道によると、ロシアは世界最強の陸軍を持ち、戦車と装甲車の数は米国を上回る。米国は1位だが、ロシアの専門家は、「米国の軍事費はロシアの10倍以上だが、両国の軍事力に大きな差はない」と語った。4位以下にインド、フランス、イギリス、日本、トルコ、ドイツ、エジプトがランクインした。
同ランキングの世界133の国・地域の中で、最下位はブータン(約6000人)。ランキングは50項目以上の要素をもとに作成されたが、各国の武器の数だけで評価したものではなく、軍事力のバランスと武器の種類が重視されている。核兵器は評価対象ではないが、核大国は高得点を得た。また、人口の多い国が上位にランクインしている。そのほか、国の地理的位置、自然資源、工業状況、財政状況、輸送インフラ、石油採掘などの要素も評価対象となった。
ロシア『ロシア・トゥデイ』ウェブ版によると、ロシアの軍事専門家で元大佐のリトフキン氏は、「ロシアと米国の軍事力は互角である」と述べている。戦闘機、戦略ミサイル原子力潜水艦、多用途原子力潜水艦の数を見ると、ロシアと米国は同じと言える。ロシアが米国に劣るのは空母の数だけだが、米国の空母に対抗できる力がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月1日