英国のテリーザ・メイ首相が先ほど訪日し、朝鮮の核ミサイルの脅威や同問題の解決策について公然と「口出し」したばかりか、日本の準空母「いずも」に乗艦し、軍事色を際立たせた。英国を含む海外から疑問の声が上がった。
日本メディアのその後の報道によると、メイ首相は今回の訪日で英日両国の経済協力について交渉し、また国防安全や朝鮮半島などの問題についても言及した。7月の首相就任以来で初の訪日だったため、メイ首相が日本側と東アジア問題について広く議論し、強硬な姿勢を示したことは多くの人にとって予想外だった。
しかしこれは英国がEU離脱後、国際的な影響力を取り戻す足がかりになっている。例えば英国最新の空母「クイーン・エリザベス」が先ほど進水すると、英外相は南中国海の「航行の自由作戦」に軍艦を派遣すると発言した。これは英国が1964年に「スエズ以東」防衛政策を変えたことに続く、重大な政策調整となるのだろうか。これについては、観察が必要だ。中国が香港の主権行使を再開してから、中英関係が改善を続けたのは、両国間に利益を巡る重大な食い違いがなかったからだ。
メイ首相が訪日中にアジア問題に「関心」を示していたことから、英国の空母が本当に南中国海を訪れた場合、英国がアジア太平洋で存在感を持とうとしていることが分かるようになる。この兆しは東アジアと南中国海を含むアジアが、すでに各大国が駆け引きを展開する重要な舞台になっていることを反映している。まるでこれに紛れ込まなければ、一部の大きな国際問題で、発言の機会を失うかのようだ。これにはまた、中国の台頭をけん制するという狙いがある。