イギリス・ロンドンで世界最大規模の武器展示会が行われ、54カ国から1600社以上が参加した。しかし、同展示会は論争を引き起こし、反対者が路上で抗議し、これまでに出展業社を阻止しようとした100人以上の抗議者が逮捕されている。
今回の国際防衛安全展覧会にはロケット弾発射機、装甲輸送車、突撃銃などが出展。イギリスのリアム・フォックス国際通商大臣は数十億ポンドの武器輸出産業を弁護し、「一部の国が合法的なルートで必要な武器を取得できなければ、規制を受けない武器が販売されることになる」と警告した。
開幕当日、フォックス氏は「イギリスには世界で最も先進的な輸出許可制度があり、イギリス製の武器が国際社会の安全を脅かすことに使用されないよう保証している」と述べた。一方、イギリスの活動家らはサウジアラビアへの武器販売をやめるよう政府に呼びかけ、「イギリスの武器はイエメンに内戦を促している。サウジアラビアの軍隊は、イエメン政府と同国が支持するイラン反対派の闘争を手助けしている」と主張した。展覧会の開幕の挨拶で、フォックス氏は武器輸出業界に「固有リスク」があることを認めたが、政府はイギリスの武器販売の合法を継続すると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月14日