米月刊誌『ポピュラーメカニック』ウェブ版が10月6日に伝えたところによると、次世代ティルトローター機がこのほどエンジンをかけ、巨大プロペラを回転させた。ベル・ヘリコプターのV-280「ヴェイラー」は、MV-22「オスプレイ」輸送機以来米国が初めて製造したティルトローター機で、UH-60「ブラックホーク」ヘリコプターに代わる機種になるとみられている。同機は年内に初飛行を行う予定。
米軍の未来型垂直離着陸機(FVL)計画は、現有の軍用ヘリコプター群に代わる次世代機を製造するというもの。AH-64「アパッチ」やUH-60「ブラックホーク」などのヘリコプターは1980年代に導入され、CH-47「チヌーク」は60年代に導入された。これらのヘリコプターは長年にわたりグレードアップを繰り返し、新しいエンジン、電子機器、その他のパーツなどに交換されたが、航空技術の飛躍に対応できなくなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月12日