世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は現地時間12日、世界銀行及び国際通貨基金(IMF)年次総会の記者会見において、中国の貧困人口減少の成果を「人類史上、最も偉大なストーリーの一つ」と形容した。シンガポール華字紙・聯合早報(電子版)が15日に伝えた。
キム総裁の発言の要旨は下記の通り。
1990年以降、中国経済の改革と世界市場への融合に伴い、中国はすでに8億人の脱貧困を促進している。世界の極度の貧困人口の割合は、40%から現在の10%未満に低下した。中国はその圧倒的多数の貢献を成し遂げた。
世界銀行は現在、中国と各分野で協力を展開している。これには過疎地の住民への社会サービス及び医療保障の提供、医療保障体制の試験的改革が含まれる。
世界銀行は中国の発展を支援すると同時に、中国がいかに貧困減少で成功を手にしたかへの理解を深め、経験を汲み取ろうとしている。これらの経験は、その他の中等所得国の参考になるはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月17日