中国とASEAN、来年にも合同演習を実施

中国とASEAN、来年にも合同演習を実施。次の議長国となるシンガポールのウン・エンヘン国防相は24日、ASEANと中国は相互信頼を促進するため、来年にも初の海上合同演習を行うと述べた…

タグ:ASEAN 諸国 合同演習 国防相

発信時間:2017-10-28 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 

拡大ASEAN国防相会議で発言する常万全国防部長


 先ほど閉幕した拡大ASEAN国防相会議から、情報が伝わった。次の議長国となるシンガポールのウン・エンヘン国防相は24日、ASEANと中国は相互信頼を促進するため、来年にも初の海上合同演習を行うと述べた。

 

 香港紙・南華早報は豪州の学者の発言を引用し、「これは一つのシグナルを発した。ASEAN諸国内では、中国は敵ではないという声が広まっている」と伝えた。

 

 日本経済新聞は「合同演習の場所など詳細な情報は決まっていないが、この決定は中国を喜ばせるだろう」と報じた。

 

 華僑大学講座教授、アモイ大学客員教授の荘国土氏は25日、環球時報のインタビューに応じた際に「ASEANは以前、中国の快速列車に便乗し、防衛面では米国に依存しようとしていた。しかし近年、中国とASEANの軍事・防衛協力が大幅に拡大している。マレーシアやタイを含む一部のASEAN諸国は、中国との軍事協力に大きな興味を示すようになっており、フィリピンも中国製武器を受け入れた。ASEAN諸国は中国と合同演習を行う積極的な姿勢を示した。かつて南中国海問題は、中国とASEANの安全協力の主な障害になっていた。今や南中国海問題は大きく沈静化している。ASEANも地域問題をめぐり、中国を選択しなければならないことを認識している。しかしASEAN諸国は短期間内に、米国との安全協力を放棄することはない。ASEAN諸国の理念は、大国の間でバランスを維持し、最大の利益を手にすることだ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月28日

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