中国外交部の華春瑩報道官は、中韓双方が中韓関係などについて意思疎通したことについて「THAAD問題を適切に処置し、中韓関係発展の障害を取り除くことは、双方の共通の利益に合致する。中韓が共に努力し、二国間関係を一日も早く正常な発展の軌道に戻すよう促すことを願う」と表明した。
同日の記者会見では、記者から「中韓双方が中韓関係などについて意思疎通したという情報に留意しているが、これは中国側のTHAAD問題に関する立場の変化や、中韓関係がすでに好転したことを意味するか」という質問があった。華報道官は次のように回答した。
中国側のTHAAD問題に関する立場は明確であり、一貫しており、変化はない。中国側は韓国側が公然と、韓国が米国のミサイル防衛システムに加入せず、韓米日安全協力を3カ国の軍事同盟に発展させず、またTHAADを追加配備せず、現時点で韓国に配備されているTHAADシステムは中国側の戦略的安全の利益を損ねないと表明したことに留意している。韓国側が言行を一致させ、この発言を実行に移し、関連問題を適切に処置することを願う。
THAAD問題を適切に処置し、中韓関係発展の障害を取り除くことは、両国の共通の願いであり、双方の共通の利益にも合致する。中韓が共に努力し、二国間関係を一日も早く正常な発展の軌道に戻すよう促すことを願う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日