韓国の文在寅は1日、国会で韓国は核兵器を開発・保有しないと重ねて表明した。
文在寅大統領は同日、国会で演説し、「韓朝が調印した朝鮮半島の非核化に関する共同宣言に基づき、朝鮮が核兵器を保有することを容認できない。また、韓国も核兵器を開発・保有しない」と述べた。
また、「韓国の最終目的は半島の平和であり、いかなる状況下でも朝鮮半島で武力衝突が発生してはならず、いかなる人も韓国の同意なしで半島で軍事行動を起こしてはならない。朝鮮に対して圧力と制裁を続けるのは、朝鮮を交渉のテーブルに戻すためだ」と強調した。
文在寅大統領は9月14日にも、韓国での戦術目的の核兵器の配備または核兵器の自主開発に反対すると表明している。
内政においては、文在寅大統領は国会に憲法改正に関する話し合いを開始するよう促し、2018年の地方選挙で憲法改正の国民投票を行うことを提案。「憲法改正は国民の基本的権利を拡大し、地方政府の自治権を強化するため」としている。
国内経済について、文在寅大統領は「今期政府は経済の軌道回帰、人民本位とイノベーション主導型経済の推進に努め、不公平な利益配分の改善から着手する。政府の2018年財政予算は雇用創出、所得増加、公共安全強化などを重点とする」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月2日